2026年5月10日、プレミアリーグ第36節でアーセナルがウェストハムに1-0で勝利しました。試合終盤、ウェストハムが同点ゴールを決めたものの、VARの介入でファウルと判定されてゴールは取り消しに。
この判定が試合後すぐに大きな話題となり、元プロ選手・専門家・メディア・サポーターの間で賛否が広がっています。この記事では「判定の何が問題視されたのか」「国外のメディアはどう報じたのか」「サポーターはどう反応したのか」という3つの疑問を軸に、議論の全体像をまとめています。
【動画】後半アディショナルタイムのVAR介入シーン(ウェストハムの同点ゴール取り消し)
VARでゴール取り消し📹
ウェストハムのCKから、
ウェストハムのコーナーキックからカラム・ウィルソンが押し込み、
劇的な同点ゴールを決めました⚽️しかしVAR判定により
ラヤへのファウルでゴールが
取り消しに❌🏆 プレミアリーグ第36節
⚔️ ウェストハム v アーセナル
📺 https://t.co/fW7HApUPBf pic.twitter.com/9EI2SyA0Yd— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) May 10, 2026
ウェストハムのコーナーキックからカラム・ウィルソンがボールを押し込み、劇的な同点ゴールかと思われましたが、VARが介入しました。映像確認の結果、ゴール直前にGKダビド・ラヤへのファウルがあったと判定され、ゴールは取り消されています。期待が一転して落胆へ——アーセナルはそのまま1-0で逃げ切り、残り2試合でタイトル獲得に大きく近づきました。
【各メディアの反応】判定の正当性と優勝争いの行方を巡り、国境を越えて広がる論争
【Sky Sports】ガリー・ネヴィル氏は、ウェストハムの同点ゴールが認められなかった判定を「VAR史上最大の瞬間だ」と評した。
Sky Sportsは、ガリー・ネヴィル氏がウェストハムの同点ゴール取り消しを「VAR史上最大の瞬間だ」と評したと報じました。アディショナルタイムにカラム・ウィルソンが決めたゴールは、約4分17秒の確認の末に取り消されました。パブロがゴールキーパーのダビド・ラヤへファウルを犯したと判定されたためです。
判定を支持したのはジェイミー・レドナップやイアン・ライトら。一方、ウェストハムのヌーノ監督は「審判自身もファウルの基準が分かっていない」と不満をあらわにし、キャプテンのボーウェンも「GKも接触は覚悟すべき」と反発しました。アーセナルのアルテタ監督は「勇気ある判定だった」と評価しています。

【🇬🇧 GOAL】元マンチェスター・ユナイテッドGKのピーター・シュマイケルが、ウェストハムの同点ゴール取り消しについて「完全に間違った判定だ」と審判団を強く批判しました。
GOALは、ピーター・シュマイケル氏の発言を前面に出す形で報じました。ピーター・シュマイケル氏は「あれがフリーキックなら、アーセナルは首位にいるべきではない」と強い言葉で審判団を批判したとされています。
記事全体のトーンは批判的で、審判とVAR運用への問題提起として読める内容でした。これだけ名の知れた元選手が明確に批判したことで、議論はプレミアリーグ全体の判定基準への疑問へと広がっていきました。

【The Independent】VAR史上最大の判定を経て、アーセナルがプレミアリーグ優勝目前
The Independentは『VAR史上最大の判定』という見出しで、今回の判定の重大性を強調しました。ライブリアクション形式の記事として、試合終了直後からの各方面の反応を時系列でまとめており、判定が下された瞬間から議論が広がっていく様子をリアルタイムで追った構成になっています。
「VAR史上最大」という表現が専門家・メディア・サポーターのどこから出たものかという点も含め、判定が持つ歴史的な文脈での位置づけを読み解こうとする構成になっています。アーセナルが優勝目前に立つタイミングでこれほど物議を醸す判定が出たという事実が、記事の重みをさらに増しています。

【India Today】物議を醸したVAR判定が、プレミアリーグのタイトル争いに大きな影響を与えた
「物議を醸したVARがプレミアリーグの優勝争いをアーセナルに有利に傾けた」という論点で報じています。判定の技術的な検証よりも、優勝争い全体への影響という観点に重点を置いた構成で、アーセナル・ウェストハムの両クラブの置かれた状況や、残り試合での勝ち点争いについても言及しています。
インドはプレミアリーグの視聴者数が多い国のひとつであり、英国外のメディアが大きくこの判定を取り上げたことは、議論が一国内にとどまらずグローバルな関心を集めていることを示しています。

【ファンの声(Xより)】判定の一貫性をめぐりファンの声が割れたSNSの反応
判定の是非をめぐってSNSでは議論が噴出し、ファウル基準の一貫性を嘆く声、プレミアらしからぬ笛に驚く声、そして純粋に試合の熱さを楽しむ声まで、さまざまな反応が広がっています。
「どこまでがファールなのか」「あの場面で取るのは妥当なのか」――ファンの視点は割れつつも、誰もが“あの瞬間”の重さを感じていたようです。
以下は、X上で見られた反応の一部です。
- 「今朝のアーセナル対ウェストハムの例のやつ、普通にファールだと思うけどここだけファール取るのはおかしいよな。 アーセナルが恩恵を受けてるとかそういうことを言いたいんじゃなくて、判定の一貫性のなさにうんざりする。 ならうちのあれもファールだったよね?ゴールだったよね?が多すぎる。」
- 「ウェストハム対アーセナルの試合見てて思ったけど、あれプレミアの主審ファール取らないイメージあったけど、取るんやな。ファールが妥当な判断だとは思うけど、判断が一貫していないのが問題やなぁ。あれはシティとかウェストハム側からすると痛いなぁ。けど、めっちゃいい試合だった。」
- 「アーセナル対ウェストハム、くっそ熱いやんけ。両方のGKが試合をくっそ面白くしてる」
- 「アーセナル対ウェストハム、最後劇的すぎた!!! 俺が審判だったらあの判定絶対したくねぇよ。」
【Q&A】VAR判定は正しかったのか? 専門家の意見が割れた理由と優勝争いへの影響
Q1. 今回のVAR判定は、ルール上は正しいのですか?
審判団がファウルと判断した根拠が映像上で確認できる場合、ルール上はゴール取り消しが成立します。VARは、審判の判断を覆すには明確な誤りが必要だとされています。今回問題視されているのは、判定そのものの可否よりも、あの接触がVARで覆すほど明確なファウルだったのかという点です。
映像を見た複数の専門家が否定的な見解を示しており、判定の妥当性については現時点でも意見が分かれています。VARが介入する基準の曖昧さは以前から指摘されており、今回の判定は改めてその問題を表面化させた形となっています。判定基準が曖昧なままでは、審判への不信は積み重なるばかりです。
Q2.ガリー・ネヴィルとピーター・シュマイケルで意見が真っ二つに割れたのはなぜですか?
今回の判定をめぐる専門家の意見の分かれ目は、ゴールキーパーへの接触をどの程度までファウルと見るかという基準の違いにあります。判定を支持したガリー・ネヴィル氏やイアン・ライト氏、ジェイミー・レドナップ氏は、ラヤへの接触をファウルと見る立場を取りました。
一方で、ピーター・シュマイケル氏は、あの程度の接触でゴールを取り消すのは厳しすぎると考えたため、判定に強く反発しました。同じ映像を見ても意見がここまで割れたこと自体が、ファウル基準の曖昧さを示しているといえます。
結局、「どちらが正しいか」より「どこからがファウルなのか」が人によって違う、この判定はそれをはっきり見せてくれました。議論が単なる誤審論争にとどまらなかったのも、そこに理由があると思います。
Q3. アーセナルの優勝はいつ確定しますか?
2026年5月11日時点で、アーセナルは勝ち点79で首位に立っており、2位のマンチェスター・シティとは勝ち点5差です。残り2試合を残した状況で、次節アーセナルが勝利し、マンチェスター・シティが引き分け以下に終われば、その時点で優勝が確定します。
実現すれば2003/04シーズン以来、22年ぶりのプレミアリーグ制覇です。今回のウェストハム戦での勝利はその大きな一歩になりましたが、VAR物議という形でも長く語り継がれる試合になるかもしれません。
【筆者の体験談】指導現場でも直面してきた「判定基準のブレ」
コーチ・監督として11年間チームに関わる中で、審判の判定基準が試合の流れを変える場面を何度も経験してきました。指導していたチームでは、県大会の準決勝でほぼ同じ接触プレーが前半はノーファウル、後半にはファウルと判定された場面がありました。
選手たちは混乱し、試合後のミーティングでもその話題が中心になりました。指導者として「判定に左右されない戦い方を身につける」ことは繰り返し伝えてきましたが、同時に「判定基準の一貫性がなければ、選手はどこまでいっても混乱する」という現実も感じていました。プロの世界でも、やっぱり同じことが起きるんだなと、この試合を見ながらつくづく感じました。
【まとめ】22年ぶり優勝へ前進の裏で噴出したVAR基準への不信
- 後半アディショナルタイムのVAR介入で同点ゴールが取り消され、判定の一貫性が大きな論点になりました。
- 専門家や元選手の意見が割れ、ファウル基準の曖昧さが改めて浮き彫りになりました。
- 海外メディアも大きく報じ、議論が国内外へ広がる“グローバルな物議”となりました。
- アーセナルは22年ぶりの優勝へ前進しましたが、判定基準への不信が強く残る試合となりました。
過去のプレミアリーグで物議を呼んだVAR判定を振り返りたい方は下記よりご覧ください。


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