ACL Elite 2025/26では、FC町田ゼルビアとヴィッセル神戸がアジアの舞台で存在感を高めています。
町田は5勝2分1敗と安定した成績を維持し、準々決勝ではサウジアラビアの強豪アル・イテハドに1-0で勝利しています。
神戸も5勝1分2敗と堅実に勝ち点を積み上げ、サウジ勢と並んで上位争いを続けています。
サウジ国内では、日本クラブの組織力や守備の連動性が注目され、現地メディアやサポーターから「日本勢の完成度」を評価する声が増えています。
本記事では、国内外メディアの報道内容やサウジサポーターの反応を踏まえ、ACLで浮かび上がる両国の視点を掘り下げます。
元指導者が見る町田と神戸の組織力【現状まとめ】
- 町田ゼルビア:5勝2分1敗(得点15/失点7)
- ヴィッセル神戸:5勝1分2敗(得点14/失点7)
- 町田・神戸ともにACL Elite東地区で上位を維持
- R16:町田は江原FCに2戦合計1-0、神戸はFCソウルに2戦合計3-1で勝利
- 準々決勝:町田はアル・イテハドに1-0で勝利
- 準々決勝:神戸はアル・サッドにPK戦(3-3→PK5-4)で勝利
- サウジ勢(アル・ヒラル、アル・アハリ)も上位争い
- サウジ国内では「日本クラブの組織力」が話題
- SNSでは神戸・町田の守備と試合運びに驚きの声が増加
4月18日時点で、町田と神戸はグループステージを上位で突破し、ノックアウトステージでも結果を残しています。
町田は5勝2分1敗と安定した戦いを続け、準々決勝ではアル・イテハドに1-0で勝利し、アジアの強豪相手にも通用する力を示しています。
神戸も5勝1分2敗と堅実に勝ち点を積み上げ、準々決勝ではPK戦の末に勝ち上がっています。
サウジ勢も勝ち点を重ねていますが、日本勢の組織力はサウジ国内でも高く評価され、SNSでは「日本クラブの完成度」に驚く声が増えています。
格上を負かすのは組織力と連動性【各メディアの反応】
Inside World Football
『PK戦5-4で勝利 ヴィッセル神戸がACLエリート準決勝一番乗り』
ヴィッセル神戸はACLエリート準々決勝でアル・サッドと3-3で引き分け、PK戦を5-4で制して準決勝進出を決めました。
試合は開始6分にフィルミーノのバックヒールがクラウジーニョを経由し、アフィフを通じてムジカへつながって先制点を許しましたが、24分に酒井高徳のクロスを大迫勇也が頭で合わせ同点になりました。
後半にはムジカとフィルミーノに連続得点を許し2点差となりましたが、井手口陽介が1点を返し、終盤には武藤嘉紀が広瀬陸斗のクロスを頭で合わせ劇的に同点に追いつきました。
延長では決着がつかずPK戦へ。アル・サッドのクラウジーニョが失敗し、神戸は全員成功で勝利。スキッベ監督は「日本のチームは最後まで諦めない。最後の1秒まで得点しようとした」と語りました。

AFC(アジアサッカー連盟)公式
『スキッベ監督、最後まで諦めない姿勢が勝利を呼んだ』
ヴィッセル神戸はACLエリート準々決勝でアル・サッドと3-3で引き分け、PK戦を5-4で制して準決勝進出を決めました。
スキッベ監督は「日本のチームは最後まで諦めない」と選手のメンタリティを称賛。神戸は序盤に失点したものの、大迫勇也が同点弾を決め、後半にはムジカとフィルミーノに連続得点を許し2点差になりました。
しかし井手口陽介が1点を返し、終了間際には武藤嘉紀が劇的な同点ヘッドを決め延長へ。延長では前川黛也が好セーブを連発し、PK戦では神戸の5人全員が成功しました。
武藤は「キャリアのハイライト」と喜びを語り、チームはタイトル獲得へ意欲を示しました。

Saudi Gazette(サウジ)
『アル・イテハド、町田に屈しACL敗退 “ジェッダの悲劇”に』
アル・イテハドはACLエリート準々決勝で町田ゼルビアに0-1で敗れ、3度目のアジア制覇の夢が途絶えました。
決勝点は前半31分、テテ・イェンギのシュートがファビーニョに当たってゴールに入ったもの。序盤はディアビらがチャンスを作り主導権を握りましたが、町田はロングスローを起点に先制しました。
後半はベルフワイン投入で攻勢を強め、アウアールとエン=ネシリのシュートが立て続けにポストを直撃しました。
終盤にはダニーロ・ペレイラの同点弾が決まったかに見えましたが、VARでハンドが確認され取り消しになりました。
コンセイソン監督は判定に不満を示しつつ「多くのチャンスを作ったが決められなかった」と語りました。

ESPN (海外)
『イェンギが決勝点 町田ゼルビアのACL“おとぎ話”がついにベスト4へ』
町田ゼルビアはACLエリート準々決勝でアル・イテハドを1-0で破り、初出場でベスト4進出を果たしました。
決勝点は前半31分、テテ・イェンギ選手が混戦から押し込んだ一撃でした。後半はファビーニョやディアビら欧州実績を持つスター選手を擁する相手の猛攻を受け、ポスト直撃の場面や決定機が続きましたが、集中した守備で耐え抜きました。
終盤には同点弾が決まったかに見えましたが、VARでハンドが確認され取り消しに。ESPNは町田の快進撃を「おとぎ話のようだ」と称賛し、2015年にJ3だったクラブの成長を高く評価しています。
※ESPN
私が現場で学んだ守備の原理と組織力が生んだ偉業【ファンの声(Xより)】
X上では、町田ゼルビアの初挑戦でのベスト4進出に対して『歴史的』『普通にすごすぎる』といった驚きと称賛の声が広がっています。
守備の粘りや集中力を評価する意見が多く、日本勢の価値を再認識する流れが強まっています。
- 「アルイテハド撃破は歴史的」※Xより
- 「これはガチで歴史的だな 初挑戦でベスト4は普通にすごすぎる」※Xより
- 「素晴らしい!強豪アルイテハドに勝利とは本当に見事です」※Xより
- 「日本サッカー最近の歴史における最大の偉業の一つだ」※Xよりポルトガル語投稿
- 「守備の粘りと集中力が光ったね日本のクラブがアジアでここまでやるのは本当に価値がある」※Xより
元監督が見た神戸、町田の組織力【Q&A形式】
Q1:サウジメディアは日本勢のどこを評価していますか?
サウジメディアは、日本クラブの守備組織と判断の速さを高く評価しています。
特に、町田の守備ブロックの形成速度や神戸のポジショニングの精度が注目されており、「アジアでも屈指の戦術的規律」と表現する報道も増えています。
個の力に頼らず、全員が連動して動く点がサウジ側から見ても大きな強みとして受け止められています。
Q2:サウジサポーターは日本勢をどのように見ていますか?
サウジサポーターからは「日本クラブはチームとして完成されている」という声が多く挙がっています。
スター選手を揃えるサウジ勢に対し、日本勢は組織力と試合運びの巧みさで対抗している点が評価されています。
また、守備の切り替えの速さや走力に驚く投稿も多く、SNSでは日本勢へのリスペクトが広がっています。
Q3:今後のACLで注目すべきポイントは何ですか?
今後は、日本勢とサウジ勢の直接対決がアジアの勢力図を左右する重要なポイントになります。
日本勢は組織力、サウジ勢は個の力という構図が明確になっており、どちらが試合を支配するかが注目されています。
町田と神戸がこのまま安定した戦いを続けられるか、そしてサウジ勢がどのように対策を講じるかが大きな焦点になります。
格上との試合で学んだ「守備の組織力、連動性の重要性」
僕が監督としてチームを率いていた頃、格上クラブとの練習試合で最も強く感じたのは「守備の連動性」の重要性でした。
個々の能力が高い相手でも、全員が同じスピードで動き、同じ意図で守備を行えば、相手の攻撃を制限できる場面が多くありました。
特に、ボールが動いた瞬間に全員が連動してスライドし、スペースを消す動きは、日々のトレーニングで徹底しなければ身につかないものです。
神戸や町田の試合を見ると、その「全員で守る」姿勢が徹底されており、僕が指導していたチームでも重視していたポイントと重なる部分が多くあります。
ACLで日本勢が評価されている背景には、こうした積み重ねがあると感じます。
組織の日本vs個のサウジ、鮮明になったスタイル【まとめ】
神戸と町田のACLでの躍進は、日本クラブが長年積み上げてきた組織力と戦術理解度の高さを示す結果になっています。
サウジメディアは日本勢の守備の連動性や判断の速さを高く評価し、サポーターからも「チームとしての完成度が高い」という声が増えています。
一方で、サウジ勢はスター選手の個の力を武器にしており、両国のスタイルの違いがACLで鮮明になっています。
今後の直接対決はアジアの勢力図を左右する重要な試合となり、日本勢が組織力でどこまで対抗できるかが注目されています。
ACLは日本とサウジのサッカー文化がぶつかる舞台として、今後も大きな関心を集める大会になっています。


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