フェイエノールトの上田綺世選手が、NEC戦で決定機の場面で倒され、判定を巡って大きな議論を呼んでいます。
試合は1-1で終わりましたが、試合後に最も注目を集めたのは“倒された場面”と“得点シーン”の両方でした。前半18分、上田選手はコーナーキックから鋭い動きでマークを外し、打点の高いヘディングを叩き込んで先制点を記録。
今季リーグ戦23点目となるこのゴールは、空中戦の強さとポジショニングの良さを示すもので、複数のメディアが高く評価しました。
しかし50〜52分頃、再び決定機に抜け出した上田選手は、背後からの接触で倒されます。当初はノーファウル判定でしたが、VAR介入後にイエローカードへ変更され、レッドカードには至りませんでした。
この判定に対し、ロビン・ファン・ペルシ監督は「これは完全なレッドカードだ。ドラマティックだ。とても大きな影響がある。こんなことはあってはならない」と強い不満を示し、オランダ国内で大きな議論に発展。
ファウルを犯したサンドレル本人も「通常、VARが介入するとレッドカードが出るものであり、イエローカードで済んだのはラッキーだった」と語り、現地では“判定ミス”として扱われるほどの注目度となりました。
本記事では、得点シーンと物議を醸したファウルの両面を、海外メディアの報道内容と現地サポーターの声を中心に整理します。
幻のDOGUSO【状況の整理】
2026年4月12日に行われたエールディビジ第30節、NEC対フェイエノールトの一戦は、スタディオン・デ・ゴッフェルトで開催され、1-1の引き分けに終わりました。
フェイエノールトの先制点は前半18分、上田綺世選手がコーナーキックから鋭い動きでマークを外し、打点の高いヘディングを叩き込んだもので、これが今季リーグ戦23点目、公式戦24点目となりました。
上田選手は空中戦の強さとポジショニングの良さを示し、チームの攻撃を牽引しました。
一方で、試合の最大の論点となったのは50〜52分頃の決定機です。上田選手はロングボールに反応して抜け出し、GKと1対1になる直前まで持ち込みましたが、背後からNECのDFサンドレルに接触され倒れました。
主審は当初ノーファウルと判定しましたが、VAR介入によりイエローカードへ変更。しかし、決定機阻止(DOGSO)としてのレッドカードは提示されませんでした。
この判定に対し、ロビン・ファン・ペルシ監督は「これは完全なレッドカードだ。ドラマティックだ。こんなことはあってはならない」と強く抗議し、サンドレル本人も「来週(オランダ杯決勝)のことが頭によぎった。
通常、VARが介入するとレッドカードが出るものであり、イエローカードで済んだのはラッキーだった」と認めています。
Voetbal International、ESPN NLなど複数のオランダ主要メディアも、このシーンを「レッド相当」と報じ、試合後の議論は判定を中心に大きく広がりました。
DOGUSO未判定による影響【海外メデイアの反応】
Voetbal International
フェイエノールトのロビン・ファン・ペルシ監督は、N.E.C.戦でフィリップ・サンドレルにレッドカードが出なかった判定について強い不満を示しました。
試合は1-1の引き分けに終わりましたが、監督は「これは完全なレッドカードだ。信じられない。とても大きな影響がある。こんなことはあってはならない」と厳しい言葉を残しています。
フェイエノールトは長い時間リードしていましたが、後半アディショナルタイムにダニーロのゴールで追いつかれました。ファン・ペルシ監督は試合後、ESPNのインタビューで次のように語っています。
「非常にタフな試合でした。選手たちは最後まで戦い抜き、責めるところは何もありません。誇りに思っています」
一方で、上田綺世選手が抜け出した場面でサンドレル選手が倒したにもかかわらず、レッドカードが出なかった判定には納得できなかった様子です。
主将ティジャロン・チェリーによると、主審は「GKが近かったためイエロー」と説明したとのことです。
ファン・ペルシ監督が言う「大きな影響」とは、フェイエノールトの2位争いがより厳しくなった点を指しています。
「あの時間の失点は非常に苦い。多くの選手を欠く中でよく戦いましたが、勝ち点3を得るべき試合でした」
なお、フェイエノールトがアディショナルタイムに失点するのは今季7回目で、エールディビジ最多となっています。

ESPN NL
この試合で大きな議論を呼んだのが、後半序盤に起きた上田綺世選手とフィリップ・サンドレル選手の接触シーンです。
上田選手がGKと1対1になりかけたところで、サンドレル選手が後方から接触し、倒してしまいました。一時は「決定機阻止でレッドカードではないか」と騒然となりましたが、主審セルダル・ゲズビュユク氏はイエローカードの判定を下しました。
試合後、サンドレル選手は次のように振り返っています。
「来週のカップ決勝のことは一瞬頭をよぎりました。イエローで済んでよかったです。もっと早く動き出すべきだったかもしれません。上田が前に入ってきて、走るのを止めるのは難しかった。彼はうまくやりました」
主将ティジャロン・チェリー選手によると、主審は「ファウルではあるが、GKが近かったためイエロー」と説明したとのことです。
サンドレル選手も同じ説明を受けており、映像を見返したうえでこう語っています。
「ボールが外側に流れていたと言われました。確かにサイドに流れていました。でも、(レッドを)出してもおかしくなかったと思います」
N.E.C.のシュレーダー監督も同様の説明を受けたと話し、「フェイエノールトの立場なら自分もレッドと言っていたでしょう。でもボールは外に出ていた、という説明だった」とコメントしています。
DOGUSO未判定による審判への不信感【ファンの声(Xより)】
NEC戦では上田綺世の23点目となる見事なヘディング弾が生まれたものの、X上では得点以上に審判への不満が噴出しました。
「審判のキャリアは終わり」「脳みそが溶けた審判」など辛辣な声が相次ぎ、トルコ人審判団への批判も集中。上田のゴールが称賛される一方、判定への怒りが圧倒的に上回る反応となりました。
- 「そのフィニッシュは、あり得ないほどクリーンだった」※Xより
- 「審判のキャリアは終わるべきだ。賭博の匂いがする」※Xより
- 「完全に脳みそが溶けた審判だな」※Xより
- 「トルコの審判たちは完全に国の恥だ」※Xより
- 「サッカーの殺し屋は残念ながらトルコの審判たちだ」※Xより
※得点シーン(Xより)
上田綺世が上位対決で圧巻のゴール🇯🇵🔥🔥
高い打点から今季23ゴール目を叩き込む💪
🎥@UNEXT_football pic.twitter.com/tqexqfFeye
— Fooootest(サッカーブログ) (@Fooootest) April 12, 2026
上田綺世の決定機阻止疑惑!【Q&A形成】
Q1:倒されたシーンはどのような状況だったのか?
後半開始直後、上田選手がロングボールに反応して抜け出し、GKと1対1になる直前の場面でした。背後からサンドレルが接触し、上田選手は倒れました。
当初はノーファウル判定でしたが、VAR介入後にイエローカードへ変更されました。複数メディアが「決定機阻止に該当する」と報じています。
Q2:ファン・ペルシ監督はなぜ激怒したのか?
監督は「本当に信じられない、ドラマティックだ、大きな影響がある、こんなことはあってはならない」と主張し、判定が試合の結果に影響したと考えているためです。上田選手は完全に相手DFの前に入り、得点がほぼ確実な状況でした。
監督が怒りを示した背景には、主審が当初ノーファウルと判定し、VARの介入後にようやくイエローカードへ変更されたという経緯がある
複数メディアも監督の主張を引用し、判定への疑問が国内で広がっていることを報じています。
Q3:上田綺世の得点はどのように評価されたか?
得点シーンは高く評価されておりCKから鋭い動きでマークを外し、打点の高いヘディングを叩き込んだ点が評価されました。
ただし、この試合では倒されたシーンが大きな話題となったため、得点に関する報道量は相対的に少なくなりました。
それでも、上田選手の空中戦の強さと決定力は揺るぎない評価を得ています。
「上田の前への抜け出し時点でゴールは決まっていた」──8年の監督経験で私が共感したファン・ペルシの怒り
私が監督としてチームを率いていた頃、今回の上田選手のように「前に入る動き」で決定機を作るFWは、試合の流れを大きく変える存在でした。
特に北陸の強豪校で左SBとして全国大会に出場していた頃から、相手FWに背後を取られないよう意識していましたが、指導者になってからFWにその動きを教える重要性を知りました。
私が監督を務めていたチームでも、前線の選手が相手DFより一歩早く動き出すことで決定機が生まれる場面が多くありました。
逆に、相手DFが遅れた場合は今回のようにファウルで止めざるを得ない状況が生まれます。こうした場面では、判定が試合の結果に直結するため、監督として強い不満を抱くこともありました。
ファン・ペルシ監督が激怒した背景には、上田選手の動き出しが完璧で、得点がほぼ確実だったという認識があったからだと感じます。
指導者としてもレッド相当と判断する場面【まとめ】
ェイエノールトの上田綺世選手は、NEC戦で今季23点目となる先制ゴールを決め、改めてその存在感を示しました。
しかし試合後に最も大きな議論を呼んだのは、後半の決定機で倒されたシーンです。
上田選手が抜け出してGKと1対1になる直前、背後からの接触で倒されたにもかかわらず、主審はイエローカードの判定にとどめました。
この場面について、海外メディアや現地サポーターの多くが「レッドカード相当」と指摘しており、ファウルを犯したサンドレル本人でさえ「レッドでもおかしくなかった」と認めています。
判定を巡る議論は試合後も続き、オランダ国内でも大きな話題となりました。
さらに、ロビン・ファン・ペルシ監督はこの判定に強い不満を示し、「完全なレッドカードだ、ドラマティックだ」と厳しく批判。
上田選手の抜け出しが完璧で、得点がほぼ確実だったという認識が背景にあります。
監督経験のある立場から見ても、上田選手のあの動き出しは“得点が決まっていた”と判断できるレベルであり、ファン・ペルシ監督が激怒した理由は十分に理解できるものです。


コメント